高密度リポタンパク質(HDL)とは?その機能と健康への影響

高密度リポタンパク質(HDL)は、タンパク質と脂質からなるリポタンパク質の一種で、体内の余分なコレステロールを組織から肝臓へ運び、排泄させる働きをします。

機能

HDLは「善玉コレステロール」と呼ばれ、血中HDL濃度が高いほど冠動脈疾患(CAD)のリスクが低いとされています。ただし、HDLだけでリスクが決まるわけではなく、LDLコレステロール、血圧、喫煙など他の要因も重要です。

主な機能は以下の通りです。

  • 動脈壁からコレステロールを回収し、肝臓へ運搬する。
  • 抗酸化・抗炎症作用があり、血管壁の損傷を防ぐ可能性がある。

基準値

HDLコレステロールの目安は次のとおりです。

  • 男性:40 mg/dL(1.04 mmol/L)以上
  • 女性:50 mg/dL(1.29 mmol/L)以上

HDLと冠動脈疾患(CAD)

HDLが低いとCADのリスクが高まります。HDLは動脈内のコレステロールを除去し、プラーク形成を抑える役割があるため、濃度が低いほど動脈硬化が進行しやすくなります。

HDLを上げる方法

HDL濃度を改善するための具体的な生活習慣は次の通りです。

  • 地中海食などのバランスの良い食事を心がける。
  • 定期的な有酸素運動を行う。
  • 適正体重を維持する。
  • 喫煙をやめる。
  • 過度な飲酒を控える。
  • 糖尿病がある場合は血糖コントロールを徹底する。
  • 医師の指導のもと、ニコチン酸やスタチンなどの薬剤を使用する。

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