インフルエンザワクチン接種の注意点と予防策
インフルエンザワクチンの概要
インフルエンザワクチンは、6か月以上のすべての人に投与できる不活化ワクチンです。鼻腔スプレー型(LAIV:弱毒化生ワクチン)もあり、2歳から49歳までの健康な人が対象となります。ただし、妊娠中の女性はLAIVを使用すべきではありません。
接種を控えるべき主なケース
卵アレルギー
ワクチンは鶏卵を培地として製造されるため、卵アレルギーが疑われる方は必ず医師に相談してください。検査結果が陰性であれば、医師の監視下で接種し、少なくとも30分は観察します。陽性の場合は、医師が時間を分けて少量ずつ投与することがあります。
過去に重篤な副反応があった場合
以前にワクチン接種で命に関わるアレルギー反応を起こしたことがある方は、インフルエンザワクチンの接種を避けるべきです。製造元の添付文書でチメロサール含有の有無を確認し、チメロサールにアレルギーがある場合も接種は禁じられます。また、ギラン・バレー症候群(GBS)の既往歴がある方は、ハイリスクに該当しない限りワクチン接種を控えてください。
抗ウイルス薬使用後の間隔
インフルエンザ治療薬を使用した場合、ワクチン接種まで最低2日間の間隔を置く必要があります。ワクチン接種後は、少なくとも2週間はインフルエンザの抗ウイルス薬を使用しないでください。
LAIV(鼻腔スプレー)を避けるべき条件
以下の状況に該当する方はLAIVを使用すべきではありません。
- GBSの既往歴がある方
- 慢性心血管疾患を持つ方
- HIV感染(症状があるかなくても)
- 慢性呼吸器疾患、糖尿病、代謝性疾患などの慢性疾患を有する方
- 妊娠中の女性
- アスピリンやサリチル酸系薬剤を服用中の思春期の方
