亜鉛でインフルエンザ・風邪を治す方法
亜鉛の働き
亜鉛は細胞代謝、免疫機能、創傷治癒、正常な成長・発達、嗅覚・味覚の正常な働きに関与する必須ミネラルです。体内に貯蔵できないため、毎日摂取が必要です。米国国立衛生研究所(NIH)によると、男性は1日11 mg、女性は8 mgが推奨量です。インフルエンザや風邪の治療目的で使用する場合は、これよりはるかに高用量を取ります。
ウイルスへの影響
試験管内では、亜鉛が風邪やインフルエンザウイルスに対して作用することが示されていますが、ヒトでの効果を検証した研究は結果がまちまちです。WebMDによると、亜鉛は免疫系に重要な影響を与え、ウイルスに直接作用する可能性があるとされています。
亜鉛ロゼンジ
亜鉛ロゼンジが風邪やインフルエンザの症状を短縮するとする報告は多数ありますが、科学的に確証されたものではありません。WebMDは、感染症専門医ウィリアム・シャフナー博士は「効果があるとすればごくわずか」と述べていると伝えています。
服用のタイミング
研究によれば、1回あたり9〜24 mgの亜鉛を含むロゼンジは症状緩和に役立つ可能性があります。効果を期待するには、症状が出たらすぐに、2〜3時間ごとに継続して摂取する必要があります。
予防効果はなし
亜鉛を摂取することでインフルエンザや風邪の予防になるというエビデンスはありません。
注意点
長期にわたって高用量の亜鉛を摂取すると、体内の銅が不足しやすくなります。また、亜鉛を含む鼻スプレーは嗅覚障害と関連しており、米国食品医薬品局(FDA)は使用しないよう推奨しています。
