インフルエンザと普通感冒(風邪)の違いは何ですか?

普通感冒(風邪)の症状

風邪は上気道を侵すウイルスが原因で、症状は徐々に現れます。鼻水、喉の痛み、くしゃみ、頭痛、倦怠感が主です。軽い熱や筋肉痛が出ることもありますが、通常は軽症で済みます。

インフルエンザの症状

インフルエンザは急に症状が出るのが特徴です。風邪と似た症状に加え、激しい倦怠感、食欲不振、寒気・発汗、吐き気、重度の筋肉痛、そして高熱が伴います。

よくある誤解

多くの人が風邪とインフルエンザを同じものと考えがちですが、実際は重症度が大きく異なります。風邪でも体調が悪くても日常生活は続けられることが多いですが、インフルエンザになるとベッドから起き上がるのもつらく、通常の活動はほぼ不可能になります。

合併症のリスク

風邪は重篤な合併症を引き起こすことは稀です。一方、インフルエンザを放置したり十分な休養を取らなかった場合、肺炎へ進行しやすく、特に高齢者では致死率が高くなります。米国では毎年数千人がインフルエンザ関連で死亡しています。

予防と対策

手洗いは風邪・インフルエンザの感染リスクを下げる基本です。風邪は200種類以上のウイルスが原因となりますが、インフルエンザは限られたウイルス株だけです。そのため、毎年秋にインフルエンザワクチン接種が推奨されます。

インフルエンザに罹った場合、症状が重いと医師はタミフルなどの抗ウイルス薬を処方します。抗ウイルス薬は感染を根本的に治すわけではありませんが、病程を短縮し、症状の重さを軽減します。

注意すべき対象者

60歳以上の高齢者や免疫機能が低下している人はインフルエンザによる重篤化リスクが高いです。該当する方は症状が出たら速やかに医師に相談し、経過観察を行うことが重要です。

かぜ・インフルエンザ - 関連記事