ジフェンヒドラミン塩酸塩の概要と使用法

ジフェンヒドラミン塩酸塩(Diphenhydramine HCl)は、抗ヒスタミン作用に加えて抗コリン作用と鎮静作用を示す医薬品です。白色結晶性の無臭粉末で、アルコールと水の両方に可溶です。

用途

  • 食物や輸血・血漿によるアレルギー反応や結膜炎
  • 血管浮腫、蕁麻疹、皮膚掻痒症(皮膚掻痒症)
  • 重篤な抗原誘発性アナフィラキシー
  • 乗り物酔いの予防・治療
  • パーキンソン病(特に高齢者や軽症者の薬剤選択肢)
  • 睡眠導入・睡眠補助

用量

用量は個々の症状や年齢により異なりますが、一般的には成人は1回25〜50 mgを1日3〜4回服用します。睡眠補助目的の場合は就寝前に50 mgを1回服用します。体重20ポンド(約9 kg)以上の小児は1回12.5〜25 mgを1日3〜4回服用し、1日の最大総量は300 mgを超えてはなりません。

作用時間

経口投与後速やかに吸収され、服用後約1時間で最大効果が現れます。効果は通常4〜6時間持続し、体内からは24時間以内にほぼ全て排除されます。

注意事項

新生児、授乳中の母親、狭隅角緑内障、膀胱閉塞、胃潰瘍、前立腺肥大のある方は使用を避けてください。また、喘息、甲状腺機能亢進症、眼圧上昇、血圧亢進、心血管疾患を有する患者は慎重に使用する必要があります。アルコール、MAO阻害薬、鎮静剤(トランキライザーや睡眠薬)との併用は副作用リスクを高めます。

副作用

主な副作用は皮膚発疹、過度の発汗、蕁麻疹、アナフィラキシーショック、寒気、光過敏、鼻・喉・口腔の乾燥です。さらに、低血圧や動悸、貧血・血小板減少症、めまい・混乱、喘鳴や気道分泌物増加など、循環器系・血液系・神経系・呼吸器系にわたる症状が報告されています。

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