副鼻腔炎(副鼻腔感染症)の治療に用いる薬

副鼻腔炎とは

副鼻腔炎は副鼻腔(鼻の周りの空洞)の炎症で、痛みや圧迫感、過剰な粘液が出ることがあります。多くは風邪がきっかけですが、細菌・真菌感染やアレルギーでも発症します。軽度のものは自然に治ることが多く、家庭療法で対処できますが、重症・慢性化した場合は医師の診察と薬物治療が必要です。

副鼻腔炎の治療に使われる主な薬剤

  1. 抗生物質

    • 長期間続く、他の治療に反応しない副鼻腔炎は、細菌性の場合に限り抗生物質が処方されます。代表的な薬はドキシサイクリンやアモキシシリンです。症状が改善しても、必ず処方された期間を全て服用してください。
  2. 鎮痛剤

    • 市販の鎮痛剤で痛みや不快感を緩和できます。アセトアミノフェン(タイレノール)やアスピリン系薬は痛みを和らげ、イブプロフェン(アドビル・モトリン)やナプロキセン(アレーヴ)は痛みと炎症を同時に抑えます。
  3. 去痰薬・血管収縮薬(デコンジェスタント)

    • 鼻腔の血管を収縮させて通気性を改善します。フェニレフリンやプソイドエフェドリンが代表的で、商品名はスーダフェド、アクティフェド、コンタック、ドリキサロールなどがあります。痛み止めや抗ヒスタミン薬と組み合わせた製剤も多いですが、長期使用は鼻粘膜を刺激し、逆に鼻づまりを悪化させることがあります。
  4. ステロイド点鼻薬

    • 鼻や副鼻腔の炎症を抑えるために使用され、スプレータイプが一般的です。フルチカゾン(フロナーズ)やモメタゾン(ナゾネックス)が代表例です。過剰に使用すると炎症が悪化する恐れがあるため、医師の指示に従って使用してください。
  5. 抗ヒスタミン薬

    • アレルギー性の副鼻腔炎に伴う鼻水・くしゃみ・目のかゆみを緩和します。ベナドリル、アレグラ、アレルベートなどがあります。デコンジェスタントや鎮痛剤と併用した複合製剤も市販されています。

まとめ

副鼻腔炎の薬選びは原因に応じて決めることが重要です。細菌感染には抗生物質、アレルギーには抗ヒスタミン薬、炎症や鼻づまりにはステロイド点鼻薬やデコンジェスタントを使用します。自己判断で長期間使用せず、症状が改善しない場合は必ず医師に相談しましょう。

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