概要
副鼻腔は顔面にある空洞で、鼻と細い通路でつながっています。粘膜に覆われた空気の袋で、粘液を分泌して鼻内の細菌や汚染物質を洗い流す役割があります。副鼻腔が炎症を起こすと、目の間や頬、歯、耳などに痛みを感じます。
原因
副鼻腔の痛みは、鼻と副鼻腔をつなぐ小さな通路が炎症や閉塞を起こすことで生じます。粘液がたまり、圧力が上がると痛みが発生します。主な原因は副鼻腔炎(感染)ですが、鼻中隔の偏位や鼻嚢胞、鼻汁の逆流(後鼻漏)も関与します。
罹りやすさ
アレルギー体質の人は粘膜が腫れやすく、炎症や感染のリスクが高まります。また、鼻中隔が曲がっていると排泄が妨げられ、痛みが起きやすくなります。教師や医療従事者など感染に頻繁にさらされる職業、喫煙者も副鼻腔の防御機能が低下しやすく、罹患しやすいです。
治療法
市販の鼻詰まり解消薬や鎮痛剤で一時的に痛みを和らげることができますが、長期間の使用は避けましょう。痛みが続く場合は医師の診断が必要です。感染が確認された場合は抗生物質が処方され、慢性副鼻腔炎で薬が効かない場合は手術が検討されます。アレルギーが原因の場合は抗ヒスタミン薬が有効です。
自宅でできる対処法としては、ユーカリオイルを入れた蒸しタオルで鼻を温める、加湿器で乾燥を防ぐ、頭を高くして寝る、鼻スプレーで保湿する、温湿布を当てる、乳製品や小麦を控える、十分な休養と水分補給を心がけるなどがあります。
予防策
副鼻腔炎を防ぐためには、アレルギー対策として加湿器や鼻詰まり解消薬を適切に使用し、医師の指導のもとで薬を服用します。空気中の刺激物を避け、感染者との接触を控えることも重要です。バランスの取れた食事と定期的な有酸素運動は全身の血行を良くし、鼻や副鼻腔の健康維持に役立ちます。
