職業別うつ病発症率の比較
大うつ病エピソードは、2週間以上続く深い落ち込みや絶望感、イライラ感などを伴う重篤な気分障害です。誰でも罹患し得ますが、性別や職業などの要因がリスクに影響します。米国保健福祉省のサブスタンス・アビーズ・メンタルヘルス・サービス局(SAMHSA)が2007年10月に公表した調査によると、職種ごとにうつ病の発症率に大きな差があることが明らかになりました。
パーソナルケア・サービス
美容師、マッサージ師、コスメティシャン、パーソナルトレーナー、保育士などが該当し、年間で最も高い10.8%のうつ病発症率が報告されています。
調理・サービス業
シェフ、ウェイター・ウェイトレス、レストランのホスト/ホステス、ファストフード従業員などは、10.3%の発症率で次に高い職種です。
コミュニティ・ソーシャルサービス
ソーシャルワーカー、地域活動家、セラピスト、宗教関係者などは、9.6%のうつ病発症率が報告されています。
医療従事者(実務・技術)
医師、看護師、救急救命士など医療現場で働く人々も、9.6%の発症率と高いリスクを示しています。これは仕事の高いストレスが主な要因と考えられます。
教育・研修・図書館職
教師、図書館司書、大学教授などの教育関係者は、8.7%の発症率です。多くは「評価されていない」と感じることがうつ病の一因とされています。
清掃・園芸・メンテナンス
清掃員、ハウスキーパー、庭師、造園業者などは、7.3%の発症率です。雇用者と従業員の経済格差が大きいほど、うつ病リスクが上がる傾向があります。
販売・小売業
小売店員や営業職は、6.7%の発症率です。給与が低く、シフトが不規則なことがストレス要因となります。
法務職
弁護士、裁判官、法務アシスタントは、6.4%の発症率です。主に業務上の高いプレッシャーが原因とされています。
保護サービス
警察官、保安官、連邦捜査官、ボディーガードなどは、危険度は高いものの、4.8%と比較的低い発症率です。
設置・保守・修理職
配管工、電気技師、修理技術者は、4.4%と最も低いうつ病発症率を示しています。
