冬のブルーズ(季節性情動障害)の治し方
季節性情動障害(SAD)、通称「冬のブルーズ」は、毎年同じ時期に現れる実在の症状です。寒い季節に抑うつ感や倦怠感を感じる方は、生活習慣や治療法を取り入れることで気分を改善できます。
日光を活用する
冬は日照時間が短くなるため、気分が落ち込みやすくなります。ブラインドを開けて室内に光を取り入れ、窓の外の木の枝が光を遮っている場合は剪定しましょう。また、日光が弱くても外に出ることが大切です。マヨクリニックによると、朝起きてから2時間以内に外に出ると効果的とされています。
光療法(フォトセラピー)
光療法は、明るい光を放つボックスの前に座るだけで、脳内の気分に関わる化学物質を太陽光に近い形で刺激します。マヨクリニックの報告では、1日30分から90分程度を目安に行い、心理療法と併用するとさらに効果が高まります(米国精神医学会)。
身体活動を取り入れる
運動はストレスホルモンの分泌を抑え、気分を安定させます。屋外でのジョギングやチームスポーツは、日光を浴びながら運動できるため、二重の効果があります。マヨクリニックは、運動が自己イメージの向上にもつながり、うつ状態の予防になると述べています。
従来医療(薬物療法)
処方薬としては、抗うつ薬ブプロピオン(商品名ウェルブトリンXL)の長時間放出型が使用されます。マヨクリニックは、季節性情動障害の発作予防に薬を冬が始まる数週間前から服用することを推奨しています。他の抗うつ・抗不安薬も症状に応じて処方されます。
代替医療・サプリメント
処方薬を避けたい場合は、メラトニンのサプリメントが睡眠の質向上と気分調整に役立つとされています。メラトニンは体内で自然に産生されますが、冬季は減少します。また、セントジョーンズワート(イチョウ)は軽度から中等度のうつ症状に効果があるとマヨクリニックは示唆しています。
