母親のうつ症状とそのサイン

母親のうつは大きく4つに分けられます。妊娠中うつ(産前うつ)、産後ブルーズ(出産後2週間以内の軽度うつ)、産後うつ(産後うつ病)、そして産後精神病です。いずれも共通する症状や警告サインがありますが、軽度で短期間に終わることもあれば、深刻化して母子の健康を脅かすこともあります。

泣きやすさ

泣きやすさは最も見つけやすいサインです。妊娠中うつ、産後ブルーズ、産後うつのいずれでも現れます。産後ブルーズでは出産後数日から2週間程度で頻繁に泣くことがありますが、産後うつになると泣きが2週間以上続き、日常生活に支障をきたすことがあります。

睡眠障害

新生児の世話で睡眠が取りにくいのは普通ですが、うつのサインとしての睡眠障害は次のように現れます。出産前に頻尿などの身体的要因がないか確認し、出産後は寝つきが悪い、途中で目が覚めてしまう、あるいは不眠が続くといった症状が見られます。

対人関係の変化

妊娠中は楽しんでいた活動への関心が薄れたり、家族や友人との交流が減ったりすることがあります。産後は特に、家族との関わりが希薄になる、赤ちゃんとの絆が築けないといった兆候が見られれば、産後うつの可能性があります。

気分の変動

不安感やイライラ、フラストレーションは妊娠中うつや産後ブルーズでも見られます。産後ブルーズでは喜びと泣きが交互に現れることがありますが、産後うつになると持続的な悲しみ、無価値感、赤ちゃんへの過度な心配、死や自殺についての考えが強くなります。

緊急事態(産後精神病)

最も重篤なのが産後精神病です。千人に1〜2人が罹患し、入院が必要になることがあります。幻覚や妄想、被害妄想、躁状態、自殺念慮だけでなく、赤ちゃんに対する危害を考えることさえあります。早期の専門医受診が不可欠です。

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