季節性情動障害(SAD)を和らげるビタミン
季節性情動障害(SAD)は、季節の変化に伴い発症するうつ状態です。主に秋の終わりから冬の初めにかけて、日照時間が短くなることで症状が現れ、春や夏の長い日照により改善します。北米の北部などで特に多く見られます。
SADの主な症状
- 食欲や体重の変化(増加)
- エネルギー低下、疲労感
- 集中力低下、過眠
- イライラ、焦燥感、社会的孤立
ビタミン・ミネラルで症状を軽減する方法
ビタミンB6
1日250 mgを朝に摂取すると、血糖値とセロトニンのバランスを整え、イライラや不眠、神経過敏を和らげます。主な食品は、強化シリアル、豆類、肉・鶏肉、魚、バナナ、ナッツです。
マグネシウム
就寝前に160〜500 mgを摂取すると、血糖値の安定と精神安定に寄与します。欠乏はうつ症状や自殺未遂と関連が報告されています。食品例は、ナッツ、ほうれん草、オートミール、ダークチョコレート、全粒粉パンです。
L-チロシン
感情を調整する神経伝達物質に関与し、不安やイライラ、ストレスを軽減します。体重1kgあたり約0.045 g(例:体重70 kgなら約3.15 g)を目安に摂取してください。肉、乳製品、魚、全粒穀物、オート麦に含まれます。
ビタミンB9(葉酸)
1日400 µg(0.4 mg)を目安に摂取すると、エネルギー代謝を助け、うつ症状の改善に役立ちます。うつ患者の15〜38%が葉酸不足と報告されています。主な食品は、ほうれん草や濃い緑葉野菜、大豆類、豆類、サーモン、オレンジジュース、アボカド、全粒穀物、強化シリアルです。
総合的なアドバイス
これらのビタミン・ミネラルは血糖値を安定させ、脳内の気分調節に関わる部位に好影響を与えます。サプリメントに頼る前に、できるだけ食事から摂取することが望ましいです。また、抗うつ薬との相互作用がないか、医師に相談してください。
