抗うつ薬と体重への影響
抗うつ薬とは?
選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)や三環系抗うつ薬(TCA)など、うつ症状(不眠、食欲変動、気分の起伏)を緩和する処方薬です(米国医学図書館)。
抗うつ薬が体重に与える影響
多くの患者は気分が改善しますが、一部の抗うつ薬は食欲や消化機能、代謝に変化をもたらし、体重に影響を与えることがあります。副作用を理解すれば、医師と最適な薬を選びやすくなります。
1. 食欲減退・体重減少
- 治療開始数週間で食欲減退や吐き気を感じ、体重が減少するケースがあります(Family Doctor.org)。
- これらの症状は時間とともに軽減することが多いですが、一部の患者では長期にわたって続くことがあります。
2. 消化器系の不調
- 下痢や軟便は約18%の患者で見られます(Balon, 2019)。
- 用量を減らすと改善することが多く、調整せずに使用し続けると体重減少が続くことがあります。
3. 不安感や心血管系の副作用
- 鎮静を期待しても、薬によっては不安、動悸、頻脈を引き起こすことがあります(Drugs.com)。
- これらの症状で疲労感が増し食事を抜くことがあるため、医師は用量の減少や薬の変更を検討します。
4. 薬剤別の体重変化
二重盲検試験で15種類の抗うつ薬を比較した結果、体重への影響は以下のように分かれました。
- 体重増加がほとんど見られない、あるいは減少する薬:シタロプラム、デュロキセチン、フルオキセチン、ブプロピオン。
- 体重増加が顕著な薬:ミルタザピン、アミトリプチリン。
これらはDiet.comの報告で、体重が気になる方の治療選択の参考になります。
