抗うつ薬の基礎知識と注意点

抗うつ薬は、うつ病や不安、ストレスなど、脳内の化学的バランスの乱れが原因とされる心理的状態の治療に用いられます。主に脳内のセロトニン濃度を上げることで、症状の軽減が期待されます。

SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)

SSRIは最も一般的に処方される抗うつ薬です。セロトニンが神経細胞の受容体に再取り込まれるのを阻害し、シナプス間にセロトニンを多く残すことで、神経伝達を改善します。

三環系抗うつ薬(トリシクル系)

三環系薬は、セロトニンやノルエピネフリンの再取り込みを抑制し、脳内の神経伝達物質の濃度を高めます。これにより、気分や行動の調整が促されます。

MAOI(モノアミン酸化酵素阻害薬)

MAOIは古くから使用されている抗うつ薬で、脳内でモノアミン酸化酵素の働きを抑えることで、セロトニンやドーパミンなどの濃度を上昇させます。

処方条件

通常、抗うつ薬を処方する際は、2週間以上続く気分や行動の変化、食欲や睡眠パターンの異常などの症状が確認されます。

効果が現れるまでの期間

抗うつ薬は、初回投与後おおよそ3〜5週間で効果が現れ始めます。服用を中止した場合も、体内に残る時間は同程度とされています。

副作用

主な副作用には、食欲の変化、気分の揺れ、便秘や下痢、発熱、頭痛、筋肉痛、インフルエンザ様症状などがあります。

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