避妊ピルはうつ病を引き起こす可能性はあるのか?
統計データ
モナッシュ大学(オーストラリア)心理学部のJayashri Kulkarni教授が主導した研究では、避妊ピル使用者と非使用者のうつ病評価スコアを比較しました。ピルを服用している女性の平均スコアは 17.6、服用していない女性は 9.8 でした。対象者はいずれも過去に臨床的なうつ病の既往がなく、調査開始12か月前まで抗うつ薬を使用していませんでした。
調査結果の概要
Aphroditewomenshealth.com のアンケート(参考文献)では、回答者の57%が「気分の変動」を、63%が「イライラ」を、65%が「泣きたくなる」と回答し、69%が「不安やうつ状態」を経験していると答えました。
長期使用による影響
Myhealthcollection.com の情報によると、血圧薬や睡眠薬と同様に、長期にわたる避妊ピルの使用がうつ病のリスクを高める可能性があります。女性は男性の約2倍の頻度でうつ病を発症し、女性ホルモンが関与していると考えられます。ピルは合成エストロゲンとプロゲステロンを体内に供給し、妊娠していると錯覚させるため、ホルモンバランスの変化がうつ症状を引き起こすことがあります。特に遺伝的・心理的にうつ病になりやすい体質の女性では注意が必要です。
その他の副作用と医学的見解
Womenshealthspecialists.org(参考文献)によれば、一部の医師は避妊ピルがうつ病を引き起こすという証拠を認めていませんが、頭痛、神経過敏、気分の変動、乳房の嚢胞、異常なパップスメアなどの副作用が報告されています。一方で、ピルを問題なく使用できている女性も多数存在します。
ピル使用中止後のうつ症状
ピルの使用をやめた後にうつ状態になると報告する女性もいます。
