躁うつ病(双極性障害)の診断方法

躁うつ病(双極性障害)は、極端な抑うつ状態と、過度の楽観感・多幸感・多動・誇大妄想が交互に現れる精神障害です。妄想が強くなると判断力が低下し、本人や周囲に危険が及ぶことがあります。うつ病や統合失調症と誤診されやすく、症状の程度も人それぞれです。軽度の躁状態(軽躁)では、妄想は伴わないことがあります。現在、躁うつ病を直接測定する検査はなく、他の疾患を除外しながら精神科医による総合的な評価が必要です。

診断の手順

  1. 全身的な健康チェック:内科で身体検査と血液検査を受け、甲状腺機能やホルモンバランスの異常を除外します。
  2. 精神科受診:精神科医の診察と精神状態検査(MSE)を受けます。躁うつ病の診断には専門的な評価が不可欠です。
  3. 血液検査・生化学的検査:体内の化学バランスを調べ、他の精神疾患(大うつ病性障害、統合失調症、統合失調型人格障害、ADHD など)と区別します。
  4. 過去1年の気分変動の記録:自分自身で抑うつエピソードと躁エピソードの頻度・期間をメモし、医師に提示します。
  5. 周囲の観察情報の収集:家族や親しい人に気分の変化を聞き取り、家族歴や既往歴を医師に伝えます。

診断は医師と協働で行い、適切な治療計画を立てることが重要です。

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