全血と血漿の血糖レベル比較
定義
血糖には「全血糖」と「血漿糖」の2種類があります。全血糖は血液全体(赤血球・白血球・血小板を含む)に含まれるブドウ糖量を示し、血漿糖は血液から細胞成分を除いた液体部分(血漿)に含まれるブドウ糖量を指します。
全血糖(Whole Blood Sugar)
全血糖は、血液中の全成分を対象に測定します。指先から採取した血液の一滴をそのまま試験紙に載せる自己測定は、典型的な全血糖測定です。
血漿糖(Plasma Blood Glucose)
血漿糖は、血液から血球を遠心分離などで除去し、液体成分だけを測定します。臨床検査でよく用いられる空腹時血漿グルコース検査は、この方法です。
臨床的意義
医師は診断目的に応じて測定方法を選択します。糖尿病患者が自宅で行う指尖テストは全血糖ですが、診断や治療の判断には血漿糖の数値が好まれることが多いです。血漿中のグルカゴン上昇は糖尿病の指標となり、インスリン分泌と相関します。
測定頻度
測定頻度は生活習慣、インスリン使用の有無、経口血糖降下薬の種類などで異なります。具体的なスケジュールは医療従事者と相談してください。
結果の目安
血糖は mg/dL(ミリグラム/デシリットル)で示します。正常範囲は 70〜100 mg/dL です。126 mg/dL 以上は糖尿病の可能性があるため、再検査が必要です。全血糖と血漿糖の数値は僅かに差があるものの、同じ範囲内に収まります。
