インスリンペン使用時の主な合併症と対策
インスリンペンは持ち運びやすく目立たない形でインスリン注射ができる便利な医療機器ですが、正しく使用しないといくつかの合併症が起こります。以下に代表的な合併症と予防策をまとめました。
低血糖(ハイポグリセミア)
インスリンを過剰に投与したり、計算した炭水化物量を摂取しなかったりすると血糖値が急激に下がります。ペンの投与量設定ミスが主な原因です。使用前に投与量を再確認し、食事と血糖値のバランスを取ることが重要です。
高血糖(ハイパーグリセミア)
カートリッジの漏れ、針の詰まり、ダイヤルの設定ミスなどでインスリンが十分に注入されないと血糖値が上昇します。原因が不明な高血糖が続く場合は、別のペンや従来の注射器に切り替えてください。
アレルギー反応
注射部位に軽い発疹から重篤なアレルギー症状まで、皮膚反応が起こることがあります。症状が出たら直ちに医師に相談し、必要に応じて使用するインスリンやペンの種類を変更します。
血液感染症のリスク(針の共有)
インスリンペンの針は再利用を想定していません。他人と針やペンを共有すると、エイズやB型・C型肝炎など血液媒介感染症が伝播する危険があります。絶対に共有しないでください。
感染症
針は使い捨ての滅菌済みを毎回使用し、注射前にアルコール綿で皮膚を消毒してください。針を再利用すると細菌が増殖し、感染症のリスクが高まります。
以上のポイントを守ることで、インスリンペンの安全性を高め、合併症の発生を防ぐことができます。
