糖尿病患者の透析食事プラン
腎臓へのダメージ
米国糖尿病協会によれば、血糖値が高い状態が続くと腎臓に過負荷がかかり、腎不全に至り透析が必要になることが多いです。腎臓病が進行する前に発見すれば、進行を遅らせる治療が可能で、腎機能を保てる期間が延びます。腎機能が失われた場合、直ちに透析が唯一の選択肢となります。
糖尿病患者の食事のポイント
糖尿病患者は血糖コントロールが難しいため、食事選びが重要です。血糖値を急激に上げる食品は避け、以下の点に留意しましょう。
- 1日5〜6回の少量頻回食を心がける。
- 甘味料やアルコールは極力控える。
- 炭水化物の量を把握し、過剰摂取を防ぐ。
- 脂質は減らし、代わりに野菜・果物・全粒穀物を多く摂取する。
透析の種類
腎不全の治療法として主に「血液透析」と「腹膜透析」の2種類があります。
- 血液透析:大静脈にカテーテルを通し、血液を機械で濾過し老廃物を除去します。週3回が一般的です。
- 腹膜透析:腹腔内に透析液を注入し、腹膜を自然のフィルターとして利用します。自宅で行える利点があります。
透析患者の食事管理
腎臓・泌尿器疾患情報センターの指針に基づき、透析効果を高める食事のポイントは次の通りです。
- 余分な水分摂取を制限し、血圧上昇を防ぐ。
- リン、カリウム、ナトリウム(塩分)は過剰摂取しないよう、加工食品を注意深く選ぶ。
- タンパク質は十分に摂取しつつ、質の高いもの(低脂肪の肉、魚、鶏肉、卵)を選ぶ。
以下は、1日のサンプルメニュー例です。
朝食
- スクランブルエッグ(卵2個)
- 白トースト1枚+マーガリン小さじ2
- クランベリージュース 120ml
- コーヒーまたは紅茶 240ml
昼食
- 七面鳥スライス(約85g)をサワードウブレッド2枚に挟み、マヨネーズ小さじ1とレタス1枚
- ミディアムサイズのミカン1個
- ダイエットスプライト 120ml
夕食
- オーブンで焼いた鶏肉 115g
- マッシュポテト(1/2カップ)+マーガリン小さじ2
- にんじん(1/2カップ)とアップルソース(1/2カップ)
- 人工甘味料入り飲料 120ml
透析と糖尿病の両方を抱える方は、血糖値と腎機能を同時に考慮した食事計画が重要です。主治医や管理栄養士と定期的に相談し、個々の状態に合わせたメニューを作成しましょう。
