糖尿病でケトン体が増える原因は何ですか?

ケトン体ができる原因

ケトン体は、体が脂肪を燃焼させるときに生成される酸です。血糖が十分に利用できず、インスリンが不足していると、エネルギー源として蓄積脂肪が分解され、ケトン体が産生されます。特にインスリンを全く分泌しない1型糖尿病患者で頻繁に見られますが、インスリン分泌が極端に低い2型糖尿病患者でも起こり得ます。

ケトン体と体への影響

血糖コントロールが極端に悪化すると、血中のケトン体が増加します。放置すると「ケトアシドーシス」と呼ばれる重篤な状態になり、糖尿病性昏睡や最悪の場合は死亡につながります。

ケトアシドーシスの症状

ケトアシドーシスの主な症状は、強い渇き、倦怠感、血糖が250 mg/dL以上、吐き気・嘔吐、腹痛、呼吸が浅く速い(クエン酸呼吸)、息に甘いフルーツのような匂いがすることなどです。

ケトン体の検査方法

最も簡単にケトン体を確認できるのは尿検査です。ドラッグストアや薬局で販売されているケトン試験紙を使用し、尿にかざすだけで色の変化で濃度を判断できます。

ケトン体が高いときの対処法

ケトン体が高い状態が続くとケトアシドーシスになる恐れがあるため、すぐに対処が必要です。まず運動は控え、脂肪燃焼をさらに進めないようにします。大量の水分を摂取し、3~4時間ごとにケトン値を再確認します。数時間経っても低下しない場合は、速やかに医師に連絡してください。

ケトン体上昇の予防

ケトン体が上がる主な原因は、食事が不十分、インスリン投与が足りない、または投与したインスリンに対する体の反応です。最も効果的な予防策は、血糖値を厳密に管理することです。血糖コントロールが難しい場合は、担当医と相談して適切な治療法を検討しましょう。

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