糖尿病患者は血糖コントロールのためにどれくらいのシナモンを摂取すべきか?
シナモンは古くから料理に使われる香辛料ですが、研究では血糖値や血中脂質を下げる効果が示されています。糖尿病患者が血糖コントロールの一助として、1日半小さじ(約2.5 g)程度のシナモンを摂取する方法が提案されています。
シナモンの効果
研究者は、シナモンがインスリンに対する体の感受性を高め、血中の糖を細胞へ取り込む働きを助けると考えています。インスリンは血糖をエネルギーとして利用させる重要なホルモンです。
インスリン感受性が重要な理由
インスリン感受性が低下すると、同じ量のインスリンでは血糖を十分に下げられません。その結果、血糖が高止まりしたり、インスリンが急激に分泌された後に血糖が急降下したりします。血糖の急降下は炭水化物への欲求を引き起こし、血糖変動の悪循環を招きます。
血中の糖分が多いと起こるリスク
長期にわたって血糖が高い状態が続くと、神経障害や臓器障害の原因となります。そのため、糖尿病患者は食事・運動・薬物療法に加えて、血糖管理の手段としてシナモンの摂取を検討する価値があります。
どのシナモンを選ぶべきか
シナモンは樹皮から得られるスパイスで、品種がいくつかあります。米国のスーパーマーケットで一般的に販売されている「シナモン・カシア(Cinnamomum cassia)」が、血糖降下効果に最も有効とされています。
適切な摂取量
ルイジアナ州バトンルージュのペニントン生物医学研究センターの研究者は、血糖値を徐々に下げるために1日あたり半小さじ(約2.5 g)以下の摂取を推奨しています。過剰に摂取すると胃腸の不快感を引き起こすことがあります。
