血糖値を下げるために有効な方法は?
高血糖(高血糖症)は、血中のブドウ糖濃度が過剰になる状態です。インスリンが不足しているか、体内での糖の産生が過剰になると起こります。主に糖尿病患者が食事と運動のバランスが崩れたときに見られますが、感染症、病気、ストレスでも血糖値が上昇します。主な症状は、激しい喉の渇き、頻尿、皮膚の乾燥、空腹感、視力のぼやけ、倦怠感、創傷の治癒遅延です。放置するとケトアシドーシスや糖尿病性昏睡に至る恐れがあります。
運動
血糖コントロールにおいて運動は極めて重要です。1日30〜60分、適度な強度(エアロビクス、ウォーキング、サイクリング、水泳、園芸など)を目安に継続しましょう。運動はインスリン抵抗性を低下させ、血中の糖が筋肉に取り込まれるのを促進します。また、体重が過剰な場合は体重の5〜10%を減らすことで血糖管理が改善されます。
食事
一度に摂取する糖の量を抑えるために、少量の食事を頻回にとることが有効です。タンパク質と食物繊維を中心としたバランスの良い食事を心がけ、米やパン、ジャガイモなどの炭水化物は適量に抑えましょう。炭水化物は体内で速やかに糖に変わります。さらに、1日8〜10杯(約8オンス)の水を摂取し、ソーダやコーヒーは水分量に含めません。
薬物療法
運動と食事だけで血糖がコントロールできない場合は、医師の指導のもと薬物療法が行われます。2型糖尿病では、インスリン感受性を高め糖産生を抑える経口薬が主に用いられ、運動・食事と併用します。1型糖尿病ではインスリン注射が必須です。インスリンは血中の糖を細胞に取り込ませるホルモンで、これが不足すると血糖が危険なほど上昇します。
