成人発症糖尿病の兆候と対策
成人発症糖尿病(2型糖尿病)は、40歳以上に多く見られますが、近年は若年層でも診断が増えています。放置すると10年以上も自覚症状がなく、臓器障害へと進行します。
メカニズム
- 食事から得たブドウ糖(グルコース)はエネルギー源として利用されます。インスリンはブドウ糖を細胞へ取り込む役割を担いますが、インスリンの働きが低下するとブドウ糖が血液中に残り高血糖になります。時間とともにインスリン抵抗性が進行し、さらに細胞への取り込みが困難になります。
リスク
- 糖尿病は血圧上昇や心臓病、脳卒中、失明、腎不全、四肢切断のリスクを高めます。米国糖尿病協会によると、糖尿病患者の60〜70%が何らかの神経障害を抱えています。
主な症状
- 異常なほどの喉の渇き、頻尿、視界のぼやけ、頭痛が典型的です。足や手の先に灼熱感やかゆみ、しびれを感じることがあります。常に疲労感や空腹感を訴える人もいます。創傷の治癒が遅く、感染症が長引くこともあります。
合併症としての間接的症状
- 循環器系への影響で高血圧、心疾患、脳卒中のリスクが増大します。腎臓障害の主要因でもあり、神経系にも影響し消化不良や吐き気を引き起こすことがあります。
予防・対策
- 40歳以上で家族に糖尿病歴がある場合は、医師に検査を相談しましょう。空腹時血糖検査とA1c検査が一般的です。空腹時血糖は14時間以上食事を取らずに血液を採取し、70〜100 mg/dL が基準です。A1cは過去2〜3か月の平均血糖値を示し、診療所で簡単に測定できます。
