2型糖尿病がもたらす主な合併症と予防策
米国国立医学図書館は、2型糖尿病を血糖値が慢性的に上昇する状態と定義しています。1型糖尿病が主に小児期に発症するのに対し、2型は成人期に発症し、肥満や家族歴、トリグリセリドの高値などがリスク要因です。放置するとさまざまな重篤な合併症を引き起こす可能性があります。
心臓発作・脳卒中
血管が詰まりやすくなるため、2型糖尿病患者は心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まります。米国糖尿病協会(ADA)は、心臓に優しい食事と体重管理が重要としています。
腎臓障害
血糖値が高い状態が続くと腎臓のろ過機能が低下し、腎不全に至ることがあります。治療が遅れると透析や腎移植が必要になる場合があります。
視覚障害
血管障害により緑内障や糖尿病網膜症のリスクが増大し、最悪の場合は失明に至ります。定期的な眼科検診が推奨されます。
足の問題
神経障害と血流不全により足の潰瘍や壊死が起こりやすく、最悪の場合は切断が必要になることがあります。足を清潔に保ち、適切な靴を選び、禁煙することが重要です。
皮膚障害
血流低下に伴い真菌感染やかゆみ、水疱が起こりやすくなります。皮膚を乾燥させず、適切に保湿し、傷ができたら早めに医師の診察を受けましょう。
歯周病・口腔トラブル
口腔内が乾燥すると細菌が繁殖し、口臭や歯周病が悪化します。1日2回以上のブラッシングと十分な水分摂取、デンタルガムの使用が効果的です。糖尿病専門の歯科医師に相談するとよいでしょう。
