糖尿病患者の血糖基準値
血糖(血糖値)は、糖尿病の管理において最も重要な指標です。適切な範囲に保つことで、神経障害や腎臓、血管の損傷といった合併症のリスクを低減できます。
正常範囲
- 非糖尿病者の血糖は通常、70〜120 mg/dLです。米国糖尿病協会(ADA)は、糖尿病患者は平均血糖が154 mg/dL未満を目指すべきと推奨しています。
食前
- 食事前の血糖は70〜130 mg/dLの範囲に保つことが望ましいとされています。この範囲内に抑えることで、血糖が蓄積して引き起こす神経・腎臓・血管障害を予防できます。
食後
- 食後の血糖は最大で180 mg/dL以下が目安です。食後1〜2時間で血糖は通常の値に戻ります。
空腹時(空腹血糖)
- 空腹時検査は、食事や飲料(ただし水は可)を8時間以上摂取しない状態で行います。正常範囲は70〜110 mg/dLです。2回以上の検査で126 mg/dL以上の結果が出た場合は糖尿病が疑われます(1997年に基準が140 mg/dLから引き下げられました)。
ランダム測定
- ランダム血糖は100〜150 mg/dLが目安です。200 mg/dL以上の結果が出た場合は糖尿病の可能性があり、追加検査が必要です。
経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)
- OGTTは、夜間の絶食後に糖分を含む飲料を摂取し、数時間にわたり血糖を測定します。血糖が正常範囲を超えて上昇し、ゆっくりと低下する場合、200 mg/dL以上の結果は糖尿病を示唆します。
