糖尿病の短期合併症とその対処法

糖尿病はインスリンの分泌や働きに異常が生じる疾患です。1型糖尿病は膵臓がインスリンを全く作れない状態で、主に小児や若年層に発症します。一方、2型糖尿病はインスリンが十分に分泌されない、あるいは細胞がインスリンに反応しにくくなることで起こり、成人に多く見られます。治療が不十分だと、短期間で起こる合併症が現れ、痛みや不快感を伴い、最悪の場合は命に関わります。

低血糖(低血糖症)

血糖値が異常に下がる状態を低血糖と呼びます。インスリンの過剰投与、食事の抜き忘れ、アスピリンなどの薬剤が原因となります。主な症状は発汗、動悸、不安、混乱、頭痛、しびれ、イライラなどです。

高血糖(高血糖症)

血糖値が過剰になる状態です。炭水化物や糖分の過剰摂取、ストレス過多、インスリン投与漏れ、運動不足が原因です。症状としては、強い渇き、倦怠感、頭痛、視力のぼやけなどがあります。

糖尿病性ケトアシドーシス(DKA)

主に1型糖尿病患者に見られる急性合併症で、インスリン不足により体が脂肪をエネルギー源として分解し、血中にケトン体が蓄積します。ケトン体は血液を酸性にし、尿中に排泄されますが、完全には除去できず、結果として大量の尿が出て重度の脱水を引き起こします。患者は体液の約10%を失うことがあります。典型的な症状は、激しい渇き、嘔吐、腹痛、口の乾燥、低血圧、フルーツのような口臭です。

感染症

糖尿病患者は免疫機能が低下しやすく、感染症にかかりやすい傾向があります。腎臓・膀胱・膣・足・歯茎などが特にリスクが高いです。発熱(摂氏38.3度以上)、発汗、寒気、疼痛、潰瘍、嘔気、咳などの症状が見られたら、速やかに医師の診察を受けることが重要です。

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