赤痢の種類と症状・治療法
赤痢は腸内に感染した細菌や原虫が原因で起こる消化器系の疾患です。感染経路は汚染された食物・飲料の摂取や、血液・性行為・遺伝、空気中の飛沫など多岐にわたります。赤痢の疑いがある場合は、速やかに医師の診察を受けましょう。
アメーバ性赤痢(アメーバ赤痢)
アメーバ性赤痢はアメーバ(原虫)によって引き起こされます。感染者の中には症状が全く出ないキャリアもいますが、突然症状が現れることもあります。主な症状は体重減少、消化不良、血便、貧血による倦怠感やめまいです。
初期治療としては市販の制酸薬や消化薬で症状を緩和しますが、根本的な治療には医師の処方する抗生物質が必要です。
細菌性赤痢(シゲラ症)
細菌性赤痢はシゲラ属の細菌が原因で、別名シゲラ症と呼ばれます。キャリアは無症状であっても他者に感染させる可能性があります。
症状は高熱、下痢、腹痛が典型的で、血便を伴うこともあります。特に幼児や高齢者は脱水により入院が必要になることがあります。2歳未満の子どもでは高熱と感染が原因で痙攣を起こすことがあります。
治療はアメーバ性と同様に抗生物質が最も効果的です。
バランチディウム赤痢(バランチジア症)
バランチディウム赤痢はバランチジウム・コリという細菌が原因で、主に豚の糞便に存在します。別名バランチジア症です。
症状は発熱、悪心・嘔吐、下痢、潰瘍、腹部の痛みや腫れです。キャリアは無症状の場合があります。
治療は抗生物質が中心で、嘔吐や下痢による重度の脱水がある場合は点滴による再水分補給や電解質補正が必要です。
