強皮症による消化管の症状と兆候
強皮症は、自己免疫疾患でコラーゲンが過剰に増殖し、皮膚の硬化や臓器障害を引き起こします。関節や筋肉だけでなく、消化管にも影響を及ぼし、様々な胃腸症状が現れます。
便秘
強皮症により下部消化管に瘢痕組織が形成されると、腸閉塞が起こりやすくなります。これにより排便が減少し、便秘が悪化すると腸穿孔などの重篤な合併症につながることがあります。薬物療法や外科的処置で閉塞を除去することが重要です。
下痢・消化不良
瘢痕組織の影響で腸管の通過速度が遅くなり、脂肪吸収が阻害されます。その結果、腸内細菌が増殖しやすくなり、下痢や栄養吸収不良を引き起こします。
逆流性食道炎(GERD)
食道や咽頭の筋肉が硬化すると嚥下障害が生じ、胃酸が食道に逆流しやすくなります。胸焼け、吐き気、咳、喉の痛み、逆流感などが症状として現れ、食事量が減少して体重減少につながることもあります。
