米国国立医学図書館によると、腸内での発酵により食物が分解される過程でガスが生成されます。食事の変化や疾患、食物不耐性があると、過剰なガスや痛みを伴う膨満感が起こります。
感受性(食物不耐性)
- グルテンを多く含む食品はセリアック病を悪化させ、腸の膨満感を引き起こします。乳糖、果糖、ソルビトールへの不耐性も、糖が発酵を促進するため膨満感の原因となります。
食事
- 豆類、カリフラワー、キャベツなど繊維質が多く、消化が不十分な食品は小腸から大腸へ未消化のまま届きます。小腸の細菌が繊維を分解しようとしてガスを発生させ、さらに大腸の細菌が継続的にガスを生成します。
薬剤
- オピオイド系鎮痛薬や筋弛緩剤は消化管の蠕動を遅くし、便秘を引き起こします。便がたまり腸が膨張するとガスが増加し、硬くなります。また、一部の薬は消化酵素の働きを抑制し、消化しやすい食品でも未消化のまま大腸へ流れます。
食物繊維
- 繊維は消化管の健康に有益ですが、急激に摂取量を増やすと膨満感や腹痛を招くことがあります。少しずつ増やすことで腸が順応します。
炎症性腸疾患
- クローン病などの炎症は腸壁を繰り返し潰瘍・治癒させ、腸管が狭くなり消化が阻害されます。その結果、ガスや膨満感が悪化します。
