便に血液が混ざる主な原因と対処法

便の色と血液のサイン

便は健康な場合は茶色ですが、緑や黄色、粘土色、赤、黒と色が変化することがあります。特に赤色や黒色は血液が混ざっている可能性が高く、原因の特定には色の違いを把握することが重要です。

鮮やかな赤色の便

便が鮮やかな赤色の場合、主に肛門周辺の血管が拡張したり、痔核(いぼ痔)からの出血が考えられます。血液は便が体外へ排出される際に混ざるため、表面に赤い斑点や血の混じった便が見られます。

暗赤色・黒色の便

便が暗赤色や黒色になると、消化管上部での出血が疑われます。代表的な原因は潰瘍性出血や胃・小腸の潰瘍です。特に、関節リウマチなどの治療に用いられる非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は胃粘膜を傷つけ、出血性潰瘍を引き起こすことがあります。

痛みを伴う場合

血便と同時に腹痛や下腹部の不快感がある場合は、炎症性腸疾患(IBD)や潰瘍性大腸炎の可能性があります。これらの疾患は原因が不明で、慢性的な炎症が腸壁を損傷し出血を引き起こします。

考慮すべき点・受診の目安

血便が続く、または上記の症状と併発する場合は速やかに医師の診察を受けましょう。痔核や出血性潰瘍、炎症性腸疾患は比較的頻度が高い原因ですが、結腸がんや憩室症(憩室炎)など、他にも血便を引き起こす疾患があります。早期発見・早期治療が予後を大きく左右します。

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