クローン病の治療に用いるステロイド薬
クローン病は、口から肛門までの消化管のどこにでも炎症が起こる炎症性腸疾患です。中等度から重度の場合、ステロイド(副腎皮質ステロイド)を用いて炎症を抑えることがあります。
薬剤
米国家族医師会(AAFP)によると、クローン病で最も頻繁に処方されるステロイドは経口プレドニゾンとブデソニド(商品名:エントコート)です。腸閉塞などの重篤な状態では、静脈内投与が行われることもあります。
効果
これらの薬は炎症を軽減し、免疫機能を抑制します。その結果、腹痛や腹部痙攣といった症状が緩和されます。
副作用
メイヨークリニックによれば、ステロイドの主な副作用には眼圧上昇、気分変動、血圧上昇、体液貯留、体重増加などがあります。
長期使用のリスク
長期間使用すると、免疫抑制による感染リスクの増大、血糖値上昇、白内障、骨密度低下、打ち身しやすさ、創傷治癒の遅延などが懸念されます。
注意点
医師の指示がない限り、ステロイドの服用を突然中止しないでください。減量は徐々に行い、急激に止めると副腎機能低下(コルチゾール欠乏)による吐き気、嘔吐、極度の倦怠感、脱力感、めまい、全身の痛みなどの離脱症状が出ることがあります。
考慮すべきこと
副作用リスクを減らしたい場合は、医師と相談して低用量の薬剤への変更や、投与量の減少が可能かどうか検討してください。
