子どもの糸虫感染とは
概要
糸虫は子どもに多く見られる寄生虫で、腸内に寄生します。症状が出にくく、診断が遅れることがありますが、薬物治療と衛生管理で簡単に治せます。
糸虫の特徴
- 体色は白く、両端が細くなった形状。
- 雌は約13 mm、雄は約4 mm程度で、雌の方が約3倍の長さです。
- 成虫の寿命は約6週間。孵化後数週間で成熟し、繁殖を開始します。
感染経路(原因)
- 雌糸虫は肛門周辺に卵を産み、粘液に包まれます。
- 子どもがかゆみで掻くと、卵が指や爪の間に付着し、手指を介して他の物や人に移ります。
- 卵を飲み込むと腸内で直接孵化し、感染が成立します。
主な症状
- 肛門周辺のかゆみ(特に夜間に強くなることが多い)。
- 睡眠障害や不眠。
- 食欲不振。
- 腹部の軽い痛み。
- 症状が出ない場合もあります。
治療法
- 2歳未満の子どもにはピペラジンを投与し、糸虫を麻痺させて体外へ排出させます。
- 2歳以上の子どもにはメベンドゾールを使用し、1回の投与で虫を死滅させます。
予防策
- 爪を短く切り、指しゃぶりや爪噛みをしない。
- 食事前・トイレ後は石鹸で手をしっかり洗い、爪の間まで洗浄する。
- 朝の入浴時に肛門周辺を丁寧に洗う。
- 薬を服用した後も、衛生習慣を徹底して再感染を防止する。
