C. difficile感染症に対するプロバイオティクス治療のポイント

はじめに

Clostridium difficile(C. difficile)は腸内に常在する細菌ですが、抗生物質で正常な腸内細菌が減少すると増殖し感染症を引き起こします。腸壁に付着して重度の下痢を起こし、病院や介護施設での集団感染が問題となっています。治療に対する耐性も高く、世界保健機関(WHO)によると、治療後の再発率は60%以上です。プロバイオティクスは腸内を再定着させ、正常なバランスを回復させる効果が期待されています。

プロバイオティクスの組み合わせを使用する

プロバイオティクスは十分な量で摂取すると腸に有益です。単一株だけではC. difficileの除去に不十分なことがあります。Lactobacillus と Bifidobacterium bifidum、Bifidobacterium longum の3種を組み合わせることで、腸内の空間と栄養を競合させ、C. difficile の増殖を抑制します。他のプロバイオティクス種も追加の効果をもたらす可能性があります。

高用量が必要

高品質なプロバイオティクス製剤(医師の処方または健康食品店で購入)を使用し、食品だけに頼らないことが重要です。一般的なヨーグルトに含まれる酸性菌の量ではC. difficile の増殖を抑えるには不十分です。抗生物質で失われた腸内細菌を補うため、1日あたり10〜20億個の菌を2週間続けて摂取することが推奨されます(参考文献参照)。その後は、1〜2億個を毎日維持量として継続すれば、腸内のプロバイオティクスレベルを健康に保てます。

頻回に摂取する

投与量と同様に摂取頻度も重要です。1日のうちに数回に分けて服用し、食間の空腹時に摂取すると胃酸による菌の死滅を最小限に抑え、腸まで届きやすくなります。

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