閉塞性黄疸の食事療法

黄疸は肝臓の機能障害により皮膚や眼球結膜が黄色くなる症状です。胆管が閉塞して胆汁の流れが妨げられる「閉塞性黄疸」は、胆石の詰まりや寄生虫、手術後の癒着、胆管炎、先天性奇形などが原因となります。外科手術が主な治療ですが、適切な食事管理で症状の悪化を防ぎ、回復をサポートできます。

閉塞性黄疸とは

胆汁が肝臓から腸へ流れず、胆汁が逆流すると血中のビリルビンが増加し、黄疸が現れます。主な原因は胆石ですが、寄生虫、手術後の癒着、胆管炎、先天性の胆管奇形なども挙げられます。

閉塞性黄疸の食事

肝臓の機能低下によりタンパク質の消化吸収が難しくなるため、タンパク質は控えめにします。また、胆汁分泌が不十分なため脂肪の消化も制限されます。したがって、低タンパク・低脂肪で、食物繊維と自然な炭水化物を中心とした食事が推奨されます。

  • 果物や野菜、オートミール、さつまいも、全粒穀物などの高繊維・複合炭水化物を豊富に摂取
  • 毎食に全粒穀物、果物、野菜を組み合わせ、少量のタンパク質と不飽和脂肪酸を加える
  • 不飽和脂肪酸はオリーブオイル、ピーナッツ、ココナッツ、アボカド、アーモンド、くるみなどに含まれます

カロリーを高く保つ

食事内容を変更しても、十分なエネルギー摂取は重要です。タンパク質と脂肪の摂取を減らす分、炭水化物でカロリーを補います。目安として、総カロリーの50〜60%を炭水化物、20〜25%を脂肪、20〜25%をタンパク質から摂取すると、体の機能を維持しやすく、治療への耐性や回復期間の短縮につながります。

以上のポイントを守りながら、医師の指示と併せて食事管理を行うことで、閉塞性黄疸の症状緩和と回復促進が期待できます。

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