胃食道逆流症(GERD)の治療法は?
胃食道逆流症(GERD)は、胃酸が食道へ逆流することで胸焼けや胸部痛、嚥下障害など様々な不快症状を引き起こします。症状緩和には生活習慣の改善から薬物療法、手術まで多様なアプローチがあります。
生活習慣の改善
- 体重管理:過体重は腹圧を高め、逆流を助長します。適正体重を目指しましょう。
- 食事内容:脂肪分や高カロリーの食事、酸性・辛味の強い食品は控えめに。
- 喫煙の中止:喫煙は食道括約筋の緩みを招きます。
- 食後2〜3時間は横にならない:重力で胃内容物が食道へ流れにくくなります。
- 定期的な運動と、就寝時は上半身を少し起こした姿勢で睡眠をとる。
薬物療法
- 市販薬:制酸剤、プロトンポンプ阻害薬(PPI)、酸遮断薬などで胃酸の分泌や作用を抑えます。
- 処方薬:症状が重い場合はH2受容体拮抗薬、強力なPPI、下部食道括約筋を強化する薬や胃排出を促進する薬が使用されます。
抗逆流手術
- 腹腔鏡下ニッセン噴門形成術(Nissen fundoplication):胃の一部を食道下部に巻き付け、括約筋を強化して逆流を防ぎます。
- 内視鏡的治療:薬に頼りたくない患者向けに、内視鏡で行う逆流防止手術が一部の施設で提供されています。
リスク要因
- 肥満、食道裂孔ヘルニア、妊娠、喫煙、喘息、糖尿病などが逆流の発症リスクを高めます。
