痔(ヘモロイド)自宅治療のポイント

痔の種類

痔には内痔核と外痔核の2種類があります。特に外痔核が症状が重くなりやすいです。内痔核は肛門内の血管が腫れたもので、サイズは小さな腫れから肛門からはみ出すほどまで様々です。外痔核は直腸周辺に硬い結節ができる状態で、両方同時に患うこともあります。


まずは基本から

便が硬く乾燥している場合、単なる自宅ケアだけでは改善しにくいです。便を柔らかくする鍵は食物繊維と水分です。野菜・果物・全粒穀物・豆類を多く摂り、1日8杯(約2リットル)の水やジュースを飲みましょう。繊維と水分で便が柔らかくなり、出血を伴う強い擦り込みを防げます。


清潔を保つ

肛門周辺は常に清潔で乾燥させないことが重要です。普通の石鹸は皮膚を乾燥させるため使用せず、ぬるま湯で洗い、タオルで軽く押さえて乾かします。トイレットペーパーで拭くと摩擦が起きやすいので、ウェットティッシュなど湿ったものを使い、最後に水で洗い流して乾かしましょう。


痔核を元に戻す

硬く乾いた便が原因で、内痔核が肛門外へはみ出すことがあります。その場合、医師に行く前に自分でゆっくりと元に戻すことが可能です。清潔な指を使い、優しく押し込むようにして血管を肛門内に戻します。無理に力を入れず、痛みが強い場合は中止し医師に相談してください。


温冷療法

外痔核は腫れが大きくなるため、縮小させることが有効です。1日1回以上、20分以上の温浴で患部を温めるか、可能であれば1日数回、20分程度氷嚢で冷やすと腫れが軽減します。温冷交互で行うと血流が改善され、症状が和らぎます。


市販薬の活用

市販の痔用薬には血管収縮剤(例:Preparation H、レクタカイン)があります。患部に塗布すると血管が収縮し、腫れが抑えられます。また、かゆみ止めとしてココアバターやベンゾカイン配合の軟膏がありますが、根本的な治療効果は限定的です。使用前に説明書をよく読み、必要に応じて医師へ相談してください。

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