十二指腸炎の原因は何ですか?

十二指腸炎は、胃と小腸をつなぐ部位である十二指腸が刺激され炎症を起こす消化器系の疾患です。炎症が起きると、食物の分解や胃の排出、消化に関わる他の臓器の働きが妨げられ、不快な症状が現れます。主な原因は以下の通りです。

薬剤

  • 市販の鎮痛剤(イブプロフェン、アスピリン、アセトアミノフェン、ナプロキセンなど)は、炎症を抑える目的で使用されますが、消化管が薬に敏感な人では十二指腸を刺激し炎症を引き起こすことがあります。抗炎症薬が逆に炎症を招くケースです。

胃酸分泌

  • 胃から分泌される酸が過剰に十二指腸へ流入すると、粘膜が刺激され炎症が生じます。長期間続くと吐き気や嘔吐、潰瘍などの症状が現れます。

ヘリコバクター・ピロリ感染

  • ヘリコバクター・ピロリ菌の感染は、特に発展途上国で多く見られますが、先進国でも起こり得ます。この菌は胃や十二指腸に定着し、酵素を産生して生存します。感染していることに気付かない人も多いですが、炎症を引き起こし十二指腸炎を誘発します。

症状

  • 多くの場合、無症状で偶然の内視鏡検査で発見されます。症状が出るとすれば、吐き気・嘔吐、腹痛、食欲不振、便に血が混じるなどがあります。

治療

  • まず原因を特定します。薬剤が原因なら不要な薬を中止し、胃酸が関与している場合はラニチジンやオメプラゾールなどの制酸薬を投与します。ヘリコバクター・ピロリ感染が原因の場合は、適切な抗生物質で除菌します。

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