慢性下痢の主な原因と対策
慢性下痢は数日以上、特に4週間以上続く下痢で、体重減少や脱水を招くことがあります。症状が長引くと生活の質が低下し、常にトイレを探す日常になります。血便や強い脱水症状がある場合は、速やかに医療機関を受診してください。
子どもへの注意点
子どもが慢性下痢になると、脱水や栄養不足のリスクが高まります。以下のサインに注意し、早めに医師の診察を受けましょう。
- 涙が出ないほどの泣き声、口の乾燥、凹んだ目
- 極度の眠気やだるさ、皮膚をつまんだときにすぐ戻らない
セリアック病
グルテン(小麦・大麦・ライ麦に含まれるタンパク質)に対する免疫反応が小腸を障害し、栄養吸収不良を引き起こします。その結果、慢性下痢や体重減少が見られます。セリアック病と診断された場合は、グルテンフリーの食事が必須です。
クローン病
小腸や大腸が炎症を起こす慢性疾患で、下痢、体重減少、発熱、直腸出血、腹痛を伴います。症状は他の炎症性腸疾患と似ているため、正確な診断が重要です。現在のところ根本的な治癒薬はありませんが、薬物療法や外科的治療で症状をコントロールできます。
過敏性腸症候群(IBS)
IBSは下痢と便秘が交互に現れることが特徴で、急な排便衝動、腹部膨満感、粘液混じりの軟便が見られます。大腸鏡検査で異常が認められないことが診断のポイントです。食事管理やストレス対策が有効です。
潰瘍性大腸炎
大腸と直腸の粘膜が炎症を起こし、血便や腹痛、夜間の頻尿、体重減少が見られます。慢性的な下痢と脱水が続くため、適切な薬物療法で炎症を抑えることが重要です。根治は難しいものの、症状のコントロールは可能です。
総合的な考慮点
慢性下痢で極度の倦怠感や筋肉痛、血便がある場合は脱水や他の合併症が疑われます。内視鏡検査や血液検査で原因を特定し、適切な治療を受けましょう。特に子どもは脱水が急速に進むため、早期受診が重要です。
