MRSAは犬に感染することがあるのか?
ブドウ球菌(Staph)とは
黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)は皮膚表面に常在する細菌で、米国人口の約25%が保有しています。メチシリンやペニシリン、アモキシシリンなどに耐性を持つと、治療が困難になります。
動物におけるリスク
人と同様に動物もMRSAに感染します。1972年に乳牛で初めて報告されて以来、鳥類、豚、馬、猫、犬などさまざまな種で確認されています。
リスク要因
皮膚の損傷、免疫機能の低下、不衛生な環境などが犬の感染リスクを高めます。医療施設で使用される動物や、密集した場所にいる動物、病院や介護施設で働く介助犬は特に注意が必要です。
予防策
手洗いや手袋・マスクの着用、共有環境の消毒により感染拡大を防げます。医療現場で働く犬は、患者の皮膚を舐めさせない、握手させない、寝具やリネンに触れさせないといった対策が有効です。
診断と治療
獣医は鼻腔スワブで診断します。犬のMRSAは主に皮膚感染として現れ、感染が確認された場合は抗生物質軟膏や内服薬で治療します。治療方針は身体検査、検査結果、既往歴に基づいて決定されます。
