MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)のコロニー化とは?
MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)は、広範囲抗生物質に対して耐性を示す危険な細菌です。感染すると重篤な症状を引き起こす可能性がありますが、必ずしも感染しているとは限りません。
コロニー化(キャリア状態)
コロニー化とは、患者の皮膚や鼻腔にMRSAが存在しているが、症状が現れない状態を指します。感染症ではなく、菌が「宿主に付着している」だけの状態です。
人口に占める割合
- 一般的に、人口の約3分の1が黄色ブドウ球菌(スタフィロコッカス属)を保有しています。
- そのうち約1%がMRSAを保有していると推定されています。
コロニー化と疾患リスク
コロニー化している人は自覚症状がないため気づきにくいですが、他者に菌を拡散させるリスクがあります。免疫力が低下したときや皮膚に傷ができたときに、感染症へと進行する可能性があります。
コロニー化が起こる環境
病院や介護施設などの医療現場だけでなく、ジムや共同生活空間など人が密集する場所でもコロニー化が起こります。特に入院歴がある人や、長時間他者と接触する機会が多い人はリスクが高まります。
コロニー化予防のポイント
- タオルや衣類を他人と共有しない。
- ジムの機器や公共の設備に触れた後は必ず手を洗う。
- 医療従事者が患者に触れる前に手指消毒を徹底する。
