腸チフスとは何か、症状と治療法

概要

腸チフスはサルモネラ・チフィ(Salmonella typhi)という細菌が原因で起こる感染症です。先進国では稀ですが、汚染された水や食物が日常的に摂取される地域では依然として一般的です。早期に診断すれば治療可能で、予防としてワクチン接種が推奨されます。

予防

旅行者は特に衛生状態が低い地域へ渡航する際に、腸チフスワクチンを接種することが重要です。

発症までの期間

細菌に曝露されてから数週間かけて徐々に症状が現れます。子どもでは急激に体調が悪化することもあります。治療せずに放置すると数週間から1か月以上続くことがあります。

第一期(初期症状)

高熱、倦怠感、全身のだるさ、頭痛、喉の痛み、下痢または便秘、腹痛、胸部や腹部の皮疹などがみられます。成人は便秘が多く、子どもは下痢を伴うことが一般的です。

第二期(中間期)

体重減少、持続的な高熱、激しい下痢や便秘が続き、腹部が著しく膨張することがあります。

重篤期(合併症期)

治療が遅れると2〜3週間で意識障害や歩行不能になることがあり、眼が半開きになるなどの症状が現れます。この段階で致命的な合併症が起こる危険性が高まります。

治療法

治療せずに放置すると約4週間で自然に熱が下がり始めますが、完全に回復するまでには時間がかかります。シプロフロキサシンやロセフロキシンなどの抗生物質が主に使用され、早期に投与すれば回復が期待できます。

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