ニューロノモニクスによる耳鳴り治療

基本情報

ニューロノモニクスは、耳鳴り(耳の中で絶えず鳴り続ける音)に対する治療法の一つです。完全に治すわけではありませんが、症状の軽減や日常生活への影響を減らす効果があります。

治療の概要

ニューロノモニクスは、ニューロノモニクスプロセッサーという医療機器と、聴覚士とのカウンセリングからなる二段階の治療です。プロセッサーは、ヘッドホンを通じて特殊な音楽や神経音を耳に届ける点で、MP3プレーヤーに似ています。

仕組み

ヘッドホンを装着すると、プロセッサーが脳の神経経路を再訓練するための特別な音楽を送信します。継続的に使用することで新たな神経結合が形成され、耳鳴りが目立たなくなる、あるいは全く感じなくなることがあります。

治療期間

治療は二つのフェーズに分かれ、各フェーズで患者は1日2〜3時間プロセッサーを使用します。第1フェーズは約2か月間で症状緩和を目的とし、第2フェーズは約4か月間で神経経路の再構築を行います。最終段階では装着時間を徐々に減らすことが可能です。

期待できること

初回のカウンセリングで聴覚士が聴力と耳鳴りの重症度を評価し、適応が認められればプロセッサーが提供されます。治療中は音のパターンをモニタリングしながら症状に応じて調整し、定期的に電話でフォローアップが行われます。

その他の考慮点

装置が発する音は静かで、会話や日常活動を妨げません。また、睡眠時にも装着可能です。2007年の臨床試験(Medline掲載)では、症状の重症度と生活の質が急速かつ顕著に改善されたと報告されています。

耳と聴覚 - 関連記事