耳が詰まったときの治療法

耳が詰まる原因はさまざまで、鼻と喉をつなぐユースタキア管の機能不全(風邪・副鼻腔炎・アレルギーなど)、加齢による難聴、耳垢の詰まりなどがあります。適切な対処法は原因と詰まり具合によって異なりますが、基本は過剰な耳垢の除去、または自然に抜けるようにすることです。

治療の目的

  • 過剰な耳垢を除去または軟化させ、耳が自然に自浄できる環境を作る。
  • 耳垢以外が原因の場合は、症状が自然に解消するまで様子を見る。

主な治療方法

  • 耳抜き(バルサルバ法):鼻をつまみ、口を閉じてやさしく息を吐き出し、耳を開放します。

  • 鼻詰まりの解消:風邪やアレルギーが原因なら、去痰薬や抗ヒスタミン薬を使用します。

  • 耳垢の軟化:温かいベビーオイルや、半量の水と過酸化水素を混ぜた溶液を数滴滴下します。

  • 耳垢除去用シリンジ:ぬるま湯で満たしたシリンジで、優しく洗浄します。

  • 耳かん(※注意):専用のキャンドルを耳に入れ、火を灯すことで負圧ができるとされますが、医療的根拠は乏しく、火傷や耳道損傷の危険があります。

予防と日常ケア

  • 耳垢は自然に排出されるため、過度な掃除は避けます。
  • 週に1回程度、温かいオイルや市販の耳垢軟化剤で軽く軟化させ、必要ならぬるま湯で洗い流すと詰まりを防げます。
  • 鼻や喉の感染症が起きたら早めに治療し、ユースタキア管の機能低下を防ぎます。

医療機関での対処

  • 自己処理で改善しない場合は、耳鼻咽喉科でプロの耳掃除(吸引やキュレットによる除去)を受けましょう。

注意点・警告

  • 耳垢除去は必ず医師の指導のもと行うこと。鼓膜に損傷がある人は特に注意が必要です。
  • 綿棒や指、その他の長い物を耳の中に入れないでください。鼓膜や耳道を傷つける恐れがあります。
  • 耳かんは火災ややけどのリスクが高く、推奨されません。

耳と聴覚 - 関連記事