喉頭軟化症(ラリンゴマラシア)の診断方法
喉頭軟化症(laryngomalacia)は、上部喉頭の軟骨が吸気時に崩壊する状態で、特に喉の筋肉が弱い乳児に多く見られます。症状が重く発達に支障をきたす場合に「喉頭軟化症」と診断されます。
診断の流れ
-
患者の既往歴を聴取し、呼吸時の音に注目します。喉頭軟化症は生後2か月以内に吸気性の高いカーカー音が出始め、仰向けの姿勢で音が大きくなることが特徴です。
-
全身の身体診察を行います。多くの場合は無症状ですが、呼吸数がやや増加していることがあります。呼気時に音が続く、または異常な泣き声がある場合は他の疾患を疑います。
-
画像検査を実施します。フルオロスコピーで側面像を撮影し、吸気時に軟骨が崩壊する様子を確認します。最終的な診断は喉頭鏡検査や気管支鏡検査で行い、全身麻酔下での気管支鏡は小児呼吸器専門医または耳鼻咽喉科医が実施するのが望ましいです。
-
直接的に気道を観察します。会厭がオメガ形に変形し、吸気時に下垂することが確認できます。輪状軟骨が拡大し、同様に下垂することもあります。
-
喉頭軟化症のタイプを分類します。
- タイプI:咽頭会厭折り返しが内側に崩壊
- タイプII:管状の会厭が自ら巻き込む
- タイプIII:楔状軟骨と角軟骨が前内側に崩壊
- タイプIV:吸気時に会厭が後方に移動
- タイプV:咽頭会厭折り返しが短縮
