内耳迷路炎(ラビリンスチティス)の診断手順
ラビリンスチティス(迷路炎)は、内耳の迷路構造が炎症を起こす疾患です。細菌やウイルスが局所または全身感染とともに発症します。ウイルス性が最も一般的で、1万人に1人の頻度で起こりますが、ヘルペス性外耳炎患者では4人に1人に増加します。
診断の流れ
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詳細な問診を行い、症状、既往歴、服用中の薬を確認します。迷路炎は原因が多岐にわたるため、重要なステップです。
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迷路炎特有の症状を観察します。主に動きや頭位に伴うめまいが典型的です。聴力低下、耳の閉塞感、耳鳴り、耳漏も見られます。発熱、吐き気、嘔吐などの全身症状が伴うこともあります。
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頭部・頸部の身体診察を実施し、特に耳の外部をチェックします。蜂窩織炎、乳様突起炎、手術痕などがないか確認し、鼓膜の穿孔や嚢胞の有無も評価します。
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病原体を特定するための検査を行います。ウイルス性の場合はサイトメガロウイルス、流行性耳下腺炎ウイルス、帯状疱疹ウイルス、風疹ウイルス、インフルエンザウイルス、単純ヘルペスウイルス1型などが考えられます。細菌性の場合は肺炎球菌、インフルエンザ菌、モラクセラ・カタラリスなどが原因となります。
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聴力検査(オーディオグラム)を実施します。ウイルス性迷路炎は高周波領域で軽度から中等度の聴力低下が多く、細菌性は片側性の高周波聴力低下が典型的ですが、髄膜炎に伴う場合は両側性になることもあります。
