レンチュールレンズとは?眼鏡への応用と特徴を解説

レンズリカル(lenticular)レンズ技術は、100年以上にわたりさまざまな分野で活用されています。印刷物に使用される場合、表面に多数の拡大レンズが配置され、見る位置に応じて画像が異なる倍率で拡大され、ホログラムのような効果が得られます。近年では3Dテレビやゲーム機にも応用され、眼鏡レンズとしても極端な視力矯正や二つの異なる度数が必要な人向けに利用されています。

レンズリカルレンズの設計

眼鏡用に使用されるレンズリカルレンズは、通常2種類の倍率を持つ領域に分かれています。レンズの中心付近に1つの屈折力、外側に別の屈折力が配置され、どちらが強いかは矯正したい眼の状態によります。

ハイプラスレンズ

「ハイプラス」レンズは、中心部の度数が外側より高く設定されています。中心に10〜15ディオプトリの高い度数を持つ三焦点レンズが配置され、厚みがありますが、フレームに収まるよう外側は薄く設計されています。このデザインにより、着用者の瞳孔が大きく見える効果があります。主に近視が非常に強い人や、白内障手術前に視力を補う目的で使用されました。

ハイネガティブレンズ

ハイプラスの逆で、中心部の度数が低く、外側が高い「ハイネガティブ」レンズは、中心が薄く外側が厚くなります。その結果、瞳孔が小さく見えます。遠くの視力が極端に悪い(マイナス10ディオプトリ以上)患者向けに使用されましたが、現在は外観を歪めない代替レンズが主流です。

バイフォーカルレンズ

バイフォーカルは18世紀末に発明されたレンズで、近視と遠視の両方を矯正するために上下に異なる度数が配置されています。上部は遠距離、下部は近距離視力を補助します。近年ではバイフォーカルコンタクトレンズや、ボタン一つで度数を変えるスマートレンズも登場しています。

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