糖尿病とブドウ膜炎

ブドウ膜炎の概要

ブドウ膜炎は眼の中の血管が豊富な部分(ブドウ膜)が炎症を起こす疾患です。炎症が起こる部位により、前部ブドウ膜炎、間質ブドウ膜炎、後部ブドウ膜炎、全ブドウ膜炎に分類されます。感染症が原因になることもありますが、目だけで独立して発症することもあります。

症状

主な症状は眼の充血、痛み、視力低下、光過敏です。急激に痛みを伴う場合もあれば、痛みがほとんどなく徐々に進行するケースもあります。ブドウ膜炎は失明原因の約10%を占めています。

治療法

軽症例もありますが、視力低下を防ぐために早期治療が重要です。ステロイド点眼薬や必要に応じた鎮痛剤が一般的に処方され、重症例では眼内注射が行われます。合併症として白内障や緑内障が起こることがあります。

研究結果

米国国立医学図書館の調査では、ブドウ膜炎患者340人のうち20人(約6%)が糖尿病も併発していました。糖尿病の有病率は一般集団の1.4%に対し、ブドウ膜炎患者では約6%と有意に高く、すべて糖尿病が先に診断されています。

糖尿病と眼疾患の関係

高血糖は血管壁を傷害し、特に眼の細小血管はその影響を受けやすいです。血管が腫れ、損傷するとブドウ膜炎を含む様々な眼疾患が発生しやすくなります。

予防策

糖尿病患者は定期的に眼科検診を受けることが重要です。散瞳検査を含む詳細な検査で、網膜やブドウ膜の異常を早期に発見できます。早期発見・治療が視力保護につながります。

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