遠近両用コンタクトレンズとは
遠近両用コンタクトレンズは、遠距離視力と近距離視力の両方を補正するレンズです。遠くを見るための度数と、近くを見るための度数が同一レンズ内に組み込まれています。主なタイプは、レンズ内部に段階的に度数が変わる「同一レンズ型」と、片目に遠距離用、もう片目に近距離用の2枚のレンズを組み合わせる「モノビジョン型」の2種類があります。
素材は大きく分けて、シリコーンハイドロゲルなどのソフトレンズと、硬質ガス透過性(RGP)レンズ、またはPMMAと呼ばれる硬質レンズの3種があります。ソフトレンズは扱いやすく一般的ですが、乱視や特殊な屈折矯正が必要な場合はRGPレンズが選ばれることがあります。
ソフト遠近両用レンズの洗浄方法
- 手を洗う:レンズに触れる前に必ず石鹸で手を洗い、清潔なタオルで乾かします。
- 洗浄液を使用:レンズ1枚につき2滴程度の推奨洗浄液を垂らし、指先でレンズの両面を優しくこすります。
- すすぎ:生理食塩水または専用リンス液でしっかりと洗い流します。
- 保存ケースに入れる:新しい保存液(または生理食塩水)を入れたケースにレンズを浸し、蓋を閉めます。
- 酵素洗浄(必要に応じて):眼科医の指示がある場合、たんぱく質沈着を除去する酵素洗浄剤を週1回~月1回使用します。
硬質遠近両用レンズ(RGP・PMMA)の洗浄方法
- 手を洗う:ソフトレンズと同様に、石鹸で手を洗い清潔に保ちます。
- 多機能洗浄液の使用:清掃・消毒・保存が一体になった液を数滴レンズに垂らし、手のひらで優しくこすります。
- すすぎと保存:同じ液で軽くすすぎ、清潔なケースに入れて同液に浸したまま保管します。
- 別個の洗浄・保存液でも可:ソフトレンズ用の洗浄液と保存液を別々に使用することも可能です。その場合は眼科医に確認してください。
- 酵素洗浄(必要に応じて):たんぱく質沈着が気になる場合、酵素洗浄剤を週1回~月1回使用します。個人差により沈着量は異なります。
レンズの素材や使用頻度に合わせて、眼科医の指示通りに正しいケアを行うことが、快適で安全な視力補正につながります。
