老人性白内障の種類と特徴
白内障は眼の自然レンズが濁ることで視力が低下する状態です。60歳以上の人に見られるものは老人性白内障と呼ばれ、レンズのどの層が濁るかでタイプが分かれます。
レンズの構造
レンズは薄いカプセルで覆われた外層、皮質(コルテックス)層、そして透明な中心部(核)から構成されています。
核性白内障(核白内障)
核性白内障はレンズの核が硬化し、色が変わることで起こります。高齢者に最も多く見られるタイプです。
皮質性白内障(皮質白内障)
皮質層の繊維が白く濁り、レンズ上に「スポーク」のような模様が現れます。このタイプは光のまぶしさ(グレア)を引き起こしやすいです。
後嚢下白内障(後嚢下白内障)
レンズカプセルの前面(稀)または後面(多い)に不透明な斑点ができることで発症します。進行が速く、糖尿病やステロイド使用者に多く見られます。
進行性白内障(モルガニアン白内障)
高度に進行した白内障では、皮質が液化し、核がカプセル内に浮き上がります。米国では稀ですが、末期の症例で見られます。
