基底部片頭痛のサインと症状
片頭痛は日常生活に大きな支障をきたしますが、特に基底部片頭痛(別名:基底部型片頭痛、BTM)は症状が重く、生活に影響を与えます。症状自体は危険ではありませんが、適切な診断と医師との継続的な対話が重要です。
発作を誘発する要因
正確な原因は不明ですが、特定の食品や強い匂いが片頭痛を誘発することがあります。アルコールやたばこの煙は代表的なトリガーで、香水や花の強い香り、チーズ、ナッツ、加工肉なども報告されています。食事と頭痛の記録をつけることで、自分に合ったトリガーを把握できます。
基底部型片頭痛の最初のサイン(オーラ)
多くの片頭痛は発作前にオーラと呼ばれる前兆が現れます。ジグザグの線や光の閃光、視覚の歪み、まれに一時的な失明が見られ、持続時間は5分から60分程度です。オーラは一過性であり、長期的なダメージは残りません。
オーラが消えた後に現れる症状
オーラが消えると、協調運動障害やめまい、失神、言語障害、耳鳴り、一時的な聴覚低下、吐き気、光過敏、思考の混乱などが起こります。これらの症状は重度で、仕事や日常生活が困難になることがあります。
痛みの部位と原因
一般的な片頭痛は頭部前方や片側に痛みが集中しますが、基底部型は頭部後方・首の根元付近に両側で痛みが走ります。かつては基底動脈の拡張が原因と考えられていましたが、現在は神経の不規則な活動が主因とされています。食べ物や匂いがなぜ神経活動を刺激するかは未解明です。
治療と対処法
基底部型片頭痛は稀ですが、定期的な医師の受診が重要です。根本的な治療法はまだありませんが、痛みを和らげる薬や対処法があります。基底動脈に近いため、通常の片頭痛で使用されるトリプタン系やエルゴタミン系薬は避けられ、鎮痛剤や軽度の麻薬系鎮痛薬が処方されます。また、暗く静かな部屋で休む、氷嚢や冷たい湿布で冷やすといった非薬物療法も有効です。
