全身性心疾患
全身性心疾患とは、心臓自体の病気ではなく、他の臓器や全身の疾患が心臓に影響を与える状態を指します。これらの疾患は、心臓への血流や心筋、弁膜に障害をもたらし、一次性の心臓病を誘発することがあります。
動脈硬化
動脈硬化は最も一般的な全身性心疾患で、動脈が狭くなることで心臓への血流が阻害されます。結果として狭心症や心筋梗塞のリスクが高まります。
高血圧
高血圧は心臓に余分な負荷をかけ、心室の肥大や拡張を引き起こしやすくなります。長期にわたる高血圧は心不全の原因となります。
リウマチ熱
リウマチ熱は心臓の弁膜に炎症を起こし、弁の機能不全や永続的な心機能低下を招くことがあります。その他、強直性脊椎炎、マルファン症候群、三期梅毒、自己免疫疾患なども弁膜障害を引き起こすことがあります。
心筋症
心筋症は心筋そのものの疾患で、原因は多岐にわたります。アミロイドーシスやウィルソン病といった心筋浸潤性疾患、糖尿病などの内分泌疾患、ウイルス感染、筋ジストロフィー、栄養不良、毒素への曝露などが挙げられます。
その他の全身性疾患
悪性腫瘍、神経系障害、腎臓疾患なども心臓に影響を及ぼすことがあります。これらの疾患は直接的な心筋障害や間接的な血流変化を通じて心機能を低下させます。
